三菱ふそう スーパーグレート 1万1000台、路上故障に至るおそれ…高圧エアシステム

自動車 テクノロジー 安全
改善箇所
  • 改善箇所

三菱ふそうトラック・バスは11月28日、大型トラック『スーパーグレート』のエアチャージパイプに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。対象となるのは、2009年11月4日~2014年12月26日に製造された1万1419台。

高圧エアシステムのエアコンプレッサ選定が不適切なため、圧縮された空気中に含まれている油分が炭化し、エアチャージパイプ内に堆積することがある。そのため、そのままの状態で使用を続けると、堆積した炭化物によりエアチャージパイプが破損してエアが圧送できなくなり、最悪の場合、路上故障に至るおそれがある。

改善措置として、全車両、エアチャージパイプ内の炭化物の堆積状況を点検するとともに、エアチャージパイプ一式を新品に交換する。あわせて、エアチャージパイプ内に著しい炭化物の堆積が認められた場合は、エアコンプレッサを現行品に交換。さらに、エアドライヤまでのエアチャージラインを点検し、他の部品においても炭化物の堆積が認められた場合は、部品の清掃・交換を行う。また、メンテナンスノートに、エアチャージラインの定期点検を追記する。

不具合は42件発生、事故は起きていない。市場からの情報により発覚した。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集