JR西日本広島支社は11月13日から、広島駅の北口1階コンコースで「実寸大ダンボールSL」の組立・展示イベントを行う。JRグループ観光キャンペーンの一環。
展示されるのは、D51形蒸気機関車の1162号機を再現した段ボール製の実物大模型。工芸作家の島英雄さんが製作したもので、実物と寸分たがわぬ精巧な出来栄えが話題になっている。これまで全国各地のイベントで展示されてきたが、広島支社によると、鉄道駅での展示は今回が初めてという。
まず11月13日の9時30分から16時まで組立作業が公開され、翌14日から20日まで展示される。先頭部側面の除煙板(デフレクター)は通常タイプとし、広島支社管内の山口線SL列車『SLやまぐち号』のヘッドマークを取り付けて展示される。また、18・19日は「子ども駅長制服」着用の写真撮影イベントが11時から16時まで行われる。
『SLやまぐち号』は通常、C57形蒸気機関車1号機が客車をけん引しているが、広島駅での「ダンボールSL」展示終了後の11月25日には、このほど復元整備を終えたD51形200号機が初めて『SLやまぐち号』をけん引する予定だ。