第一交通産業が中国・配車アプリ大手と提携協議…「ライドシェアを進めることはない」

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第一交通産業(ホームページ)
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タクシー運営会社の第一交通産業は、世界最大手の中国配車アプリ滴滴出行(ディディチューシン)との提携を協議していると発表した。

第一交通は滴滴出行との間で、スマートフォンのアプリを使ったタクシー配車サービスの導入で、訪日中国人による日本国内でのタクシー利用を促進することを目的に、両社間で連携に向けた実務者レベルでの協議を開始した。アプリの仕様・料金決済システム・手数料など具体的には決まっていない。

導入時期、エリアなどについても未定だが、訪日中国人を当初の対象とすることから、国際空港に隣接する東京・大阪・福岡・沖縄・北海道からの導入を想定している。

滴滴出行では中国でライドシェアを展開しているが、第一交通は「法律を無視したライドシェアを進めることはない」としており、利用者や国内タクシー会社の利便性向上が目的としている。また、日本国内での「訪日中国人向け白タク行為」について、滴滴出行を通じて中国当局への規制導入を働きかけるとしている。

《レスポンス編集部》

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