ドイツの高級車メーカーで、フォルクスワーゲングループ傘下のアウディは10月30日、2017年第3四半期(7~9月)の決算を公表した。
同社の発表によると、ランボルギーニやドゥカティを含めたグループ全体の売上高は、140億9200万ユーロ(約1兆8555億円)。前年同期の138億8300万ユーロに対して、1.5%のプラス。
また、第3四半期の営業利益は、12億6100万ユーロ(約1660億円)。前年同期の6億3200万ユーロに対して、およそ2倍の大幅増益となった。
大幅な増益となったのは、前年同期はディーゼル案件のために、リコール(回収・無償修理)や訴訟などに備えた特別費用を計上していたため。今期はこれがなくなり、収益を押し上げた。
アウディの2016年通期(1~12月)の売上高は、前年比1.5%増の593億1700万ユーロ。2016年通期の特殊要因調整後の営業利益は、前年比37%減の30億5200万ユーロだった。