デンソー、米国で自動運転や電動車分野の生産体制を増強…1120億円投資

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デンソー・マニュファクチャリング・テネシーで製造している部品
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デンソーは、米国テネシー州の生産拠点デンソー・マニュファクチャリング・テネシー(DMTN)で電動化や自動運転など新たな分野の生産体制を強化するため、2020年までに10億ドル(約1120億円)を投資すると発表した。

DMTNは、デンソーグループで北米最大の生産拠点で、主に、オルタネーターやスターターなどの電装品、メーターやヘッドアップディスプレイなどの情報安全製品、エンジンECU(電子制御ユニット)などの電子部品を生産している。

北米地域で電動化や自動運転、高度運転支援など、新分野の製品の需要拡大が見込まる。今回の10億ドルの投資は主にこれらの分野における生産能力を増強するため、工場建屋の拡張、生産設備の新設・増強する。

また、2020年までに約1000人の従業員を現地で新規採用して現地での生産体制を強化する。

米国トランプ政権は、自動車メーカーに米国での現地生産や米国内からの部品調達を求めている。デンソーは米国に大型投資して、日系自動車メーカーの米国生産拠点に現地での供給体制を増強する狙いもあると見られる。

《レスポンス編集部》

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