開業時の全38駅を当時の駅名で…小田急電鉄、90周年の記念切符発売

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90周年記念乗車券の見本。先行発売を10月のイベントで実施し、11月から発売される。
  • 90周年記念乗車券の見本。先行発売を10月のイベントで実施し、11月から発売される。
  • 小田急90年の歴史を紹介する専用台紙も付く。

関東大手の小田急電鉄は11月1日から、「小田急線開業90周年記念乗車券」を発売する。10月に開催される鉄道関連のイベントでも先行発売を行う。

記念乗車券は「開業時の全38駅の当時の駅名が記載された相互式乗車券型硬券」(19枚)や「開業時から現在に至るまで残る全36駅の現在の駅名が記載された相互式乗車券」(18枚)などをセットにしたもの。ただし「乗車券型」「入場券型」とされた切符はレプリカで、実際に使用することはできない。開業から現在に至るまでの写真を使用して小田急90年の歴史を紹介する専用台紙も付く。

発売額は1セット3000円で2000セット限定。10月7・8日に日比谷公園(東京都千代田区)で開催されるイベント「第24回鉄道フェスティバル」で先行発売が行われるほか、10月21・22日に小田急の海老名駅付近で行われるイベント「小田急ファミリー鉄道展2017」でも先行発売される。通常発売は11月1日から12月31日までの予定。小田急の新宿駅西口地上特急券売場で販売される。

小田急電鉄は、新宿~小田原間の小田原線と相模大野~片瀬江ノ島間の江ノ島線、新百合ヶ丘~唐木田間の多摩線を運営する鉄道会社。このうち小田原線は今から90年前の1927年4月1日に全線一括で開業し、起終点を含む38駅が設けられた。

《草町義和》

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