【実践! サウンドチューニング】ユニットタイプごとの調整機能の傾向分析 その18

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ビーウィズ・STATE A6R series
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カーオーディオの楽しむべき1要素である「サウンドチューニング」について、概念から実践においてのコツまでを解説している当コーナー。現在は、「ユニットタイプごとの調整機能の傾向分析」と題してお贈りしている。

今週は先週に引き続いて、ビーウィズの『STATE A6R series』をクローズアップする。

さて、前回の当コーナーで、同シリーズには3機種があることをご紹介した。今回は、そのトップエンドモデルとなる『STATE A6R MONO』について見ていく。

当機は他の機種にはない、超スペシャルな特長を持っている。それは、「1帯域・1chあたりにプロセッサー1台をおごる6台1組での使用を前提とした、モノブロック専用ファームウェア“MONO-SIX拡張ファームウェア”を搭載していること」である。いわゆる“マルチアンプシステム”とは、1つのスピーカーユニットに対してパワーアンプの1chずつを割り当てるシステムであるのだが、当機は、プロセッサーまでもそれぞれのchごとに1台ずつをあてがうという使い方ができるモデル、というわけなのだ。

このように使えることで、「chセパレーション」を究極的に上げることが可能となる。ch間での音楽信号の干渉を、徹底的に排除できるのだ。

そして、6台1組での使用となることで、各調整能力が飛躍的に向上する。例えば「イコライザー」では、1chあたりのバンド数が“90”となり、選択可能周波数ポイント数はなんと、1chあたり“180”となる。「クロスオーバー」においても、選択可能スロープが、“18/36/54/72/90/108”の中から選べるようになり、やはり同じく、選択可能周波数ポイント数は1chあたり“180”となる。

そのかわりと言ってはなんだが、価格も“スーパー”だ。その税抜価格は、240万円。圧倒的に“スーパーハイエンド”なプロセッサーなのである。

なお、『STATE A6R series』各機種の筐体には、ビーウィズが独自開発した音響専用マグネシウム合金「MAGNEOLA」(マグネオラ)が使われている。特にボンネット部には、世界で初めて同社が実用化したマグネシウム押し出し材が使用されている。同シリーズはコンセプト、機能だけでなく、素材、パーツに至るまで、すべてがゴージャスなのである。

さて、今週はここまでとさせていただく。次週も引き続き、「ユニットタイプごとの調整機能の傾向分析」をお伝えしていく。

【実践! サウンドチューニング】Part.5「ユニットタイプごとの調整機能の傾向分析」その18

《太田祥三》

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