米国に本拠を置くネクステアオートモーティブは9月13日、ドイツで開催中のフランクフルトモーターショー2017において、レベル2~5の自動運転に対応する新開発ステアリング技術を発表した。
ネクステアオートモーティブは、電気・油圧ステアリングシステム、ステアリングコラム、駆動系製品、先進運転支援システム(ADAS)、自動運転技術を自動車メーカーに納入。顧客には、BMW、FCA(フィアット・クライスラー・オートモービルズ)、フォードモーター、GM、PSAグループ、トヨタ、フォルクスワーゲンのほか、インド、中国の自動車メーカーが名前を連ねる。
フランクフルトモーターショー2017で発表されたステアリング技術は、新開発の電動パワーステアリングとステアバイワイヤシステム。ネクステアオートモーティブは、この2つの新技術によって、レベル2~5の自動運転に対応していく。
同社はすでに、「ネクステア・ステアリング・オン・デマンド」と「ネクステア・クワイエット・ホイール・ステアリング」を発表。さらに、自動運転における運動制御システムと駆動装置部品の前進に焦点を合わせ、コンチネンタルと共同取り決めを形成する意図があると発表するなど、自動運転重視の姿勢を示している。