スズキ、各利益で過去最高を記録…二輪事業も営業黒字へ転換 第1四半期決算

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スズキは8月3日、2017年4~6月期(第1四半期)の連結決算を発表した。

それによると、売上高は8693億円(前年同期比+15.3%)、営業利益は851億円(+43.8%)、経常利益は995億円(+62.4%)、四半期純利益は654億円(+72.4%)。各利益項目で第1四半期として過去最高を記録した。

四輪車事業は、昨年度に投入した『ワゴンR』『スイフト』など新型車が貢献し、国内売上高は前年同期を上回った。海外売上高もインドや欧州等での販売増等により前年同期超え。この結果、四輪車事業の売上高は前年同期比15.0%増の7873億円となった。営業利益は日本、アジア、欧州での損益改善等により同42.4%増の794億円となった。

二輪車事業は、新型スーパースポーツ『GSX-R1000』や新興国向けスポーツバイク『GSX-R150』の販売貢献等により、売上高は同21.6%増の616億円。営業利益も前年同期の営業損失6億円から20億円の黒字へ転換した。

特機等事業は、売上高は船外機の欧州向け輸出の増加等により同7.9%増の204億円。営業利益は諸経費等の増加により同7.4%減の37億円となった。

全体では、国内における軽自動車販売増加やインド、欧州等での四輪車や二輪車の販売増により売上高は15.3%の増加。営業利益は日本、アジア、欧州での損益改善等により43.8%の増益となった。

通期連結業績見通しは、売上高3兆4000億円(前期比+7.3%)、営業利益2400億円(-10.0%)、経常利益2550億円(-11.1%)、純利益1450億円(-9.4%)とした期初予想を据え置いた。

《纐纈敏也@DAYS》

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