川崎重工業が発表した2017年4~6月期(第1四半期)の連結決算は、四半期利益が前年同期比31.6%減の32億円と大幅減益となった。
売上高は同1.3%減の3353億円と小幅な減収となった。ガスタービン・機械事業や精密機械事業が増収となったものの、船舶海洋事業、航空宇宙事業、プラント・環境事業が減収となった。
モーターサイクル&エンジン事業は新興国向け二輪車や先進国向け四輪車が減少して、同2.2%減の677億円と減収だった。二輪車・四輪車の販売台数は同4.2%減の11万3000台だった。
営業利益は航空宇宙事業、モーターサイクル&エンジン事業、船舶海洋事業などの減益で同69.2%減の49億円と大幅減益となった。モーターサイクル&エンジン事業は減収やモデルミックスの変動で33億円の赤字に転落した。
経常利益は為替差益を計上したため、同5.3%減の54億円だった。
通期業績見通しは前回予想を据え置いた。