三菱自動車は7月28日、6月および2017年上半期(1~6月)の生産・国内販売・輸出実績(速報)を発表した。
●国内販売、3か月連続プラス 6月
6月の総生産台数は前年同月比17.0%増の9万7453台、2か月連続のプラスとなった。国内生産は同30.0%増の4万7952台、海外生産も同6.7%増の4万9501台。いずれも2か月連続のプラスとなった。
国内販売は同117.8%増の8229台で3か月連続のプラス。登録車は『デリカ D:5』や『アウトランダーPHEV』が順調で、同41.7%増の3516台、軽自動車も前年同月に燃費データ不正問題で販売中止となった『eK』シリーズの反動増で、同263.4%増の4713台と大幅に伸びた。シェア(含む軽自動車)は同0.9ポイントアップの1.9%だった。
輸出は同11.8%減の3万0095台で、15か月連続のマイナスとなった。
●国内販売、3年ぶりのプラス 2017年上半期
2017年上半期の世界生産台数は前年同期比2.6%増の57万7009台と3年ぶりに前年実績を上回った。国内生産は同1.9%減の28万5588台で4年連続のマイナスだったが、海外生産は同7.5%増の29万1421台で3年ぶりのプラスとなった。
国内販売は同6.1%増の4万8540台で3年ぶりのプラス。登録車は同10.7%減の1万9586台と伸び悩んだが、軽自動車は燃費データ不正で販売停止していた主力車種の販売再開により、同21.6%増の2万8954台と大幅増となった。国内シェアは0.1ポイントダウンの1.9%となった。
輸出は同18.1%減の16万7906台で4年ぶりのマイナス。欧州向けが大きく数字を落とした。