【ホンダF1】来シーズン誕生するはずだった「ザウバー・ホンダ」、両者の関係白紙化が決定

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ザウバーのマーカス・エリクソン(#9)。アゼルバイジャンGP (c) Getty Images
  • ザウバーのマーカス・エリクソン(#9)。アゼルバイジャンGP (c) Getty Images

27日、ホンダは来季からのザウバーF1チームへのパワーユニット供給計画が、双方の合意により「白紙化」されたと発表した。

2015年からマクラーレンにパワーユニットを供給しているホンダは、来季2018年からザウバーにも供給を開始することを今年4月末に正式発表。しかしその後、ザウバー内部に大きな首脳人事があったりしたことなどから、関係変化の可能性が噂にあがるようになった。

そして「供給体制を整備する中で双方の目指す方向性に相違が生じたため」、最終的には「パワーユニット供給計画を双方の合意により白紙化することを決定しました」。3カ月前の発表を覆す結果となっている。

ホンダの山本雅史モータースポーツ部長のコメント
「ザウバーとは、供給決定までの過程で非常に良い信頼関係を築くことができており、一緒に2018年シーズンを迎えることを楽しみにしていました。しかし、先方の運営体制の変化などに伴い、互いの目指す方向性に相違が生じたため、双方合意の上でパートナーシップ計画の解消を決定しました」

「これまでの協力に対してザウバーに感謝するとともに、今後の健闘を祈ります。今回、このような発表をしなければいけないことは残念ですが、ホンダのモータースポーツへの情熱と、F1に対する強いコミットメントに変化はありません」

ザウバー・ホンダは船出を果たすことなく消滅となった。なお、ホンダが来季に向けてザウバーにかわる新たな“第2供給先”を探すのか(あるいは既に探しているのか)については、今回の発表では触れられていない。

《遠藤俊幸》

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