2016年の「ながらスマホ」の交通事故1999件、死亡事故27件---警察庁が取り締まり強化

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原付以上運転者(第1当事者)の携帯電話使用等に係る交通事故の発生状況(平成23年以降)
  • 原付以上運転者(第1当事者)の携帯電話使用等に係る交通事故の発生状況(平成23年以降)
  • 原付以上運転者(第1当事者)の携帯電話使用等に係る死亡事故の発生状況(平成23年以降)
  • 自動車が2秒間に進む距離
  • 警察等の取組

警察庁は、2016年のスマートフォン(スマホ)など、携帯電話を運転中に使用したことによる交通事故が1999件発生したと発表した。運転中のスマホ・携帯電話の使用しないよう呼びかけるとともに、取締りを強化する。

運転中にスマホの画面を注視していたことに起因する交通事故が増加傾向にあり、運転中の「ながらスマホ」が社会問題となっている。

2016年の携帯電話使用にかかる交通事故は1999件発生しており、5年前の2011年と比較すると約1.6倍となっている。特に、スマホなどの画面を見たり操作したりして起きた事故は、約2.3倍と急増している。

2016年にスマホ・携帯電話の運転中の使用で死亡事故は27件発生しており、このうち、スマホの画面を見たり、操作したりしたことによる事故は17件と、死亡事故全体の約63.0%を占めている。

また、全体で年間約700万件の取締りを行っている中で、運転中の携帯電話使用などは、年間約100万件となっている。

2017年度の交通安全業務計画では、運転中の携帯電話使用の取締りの徹底を図ることが定められており、警察庁では関係機関・団体と連携して、広報啓発活動を推進するとともに、引き続き取締りを強化する。

《レスポンス編集部》

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