【SUPER GT 第4戦】GT300決勝…平中克幸&ビルドハイムのGAINER AMGが今季初、コンビ3年ぶりの勝利を飾る

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GT300クラスのウイナー、#11 メルセデスAMG GT3。
  • GT300クラスのウイナー、#11 メルセデスAMG GT3。
  • GT300クラスの表彰式。
  • GT300のスタートシーン。
  • 決勝2位の#50 フェラーリ。
  • 決勝3位の#25 VivaC 86 MC。
  • 決勝4位の#4 メルセデス。
  • 決勝5位の#60 RC F。
  • 決勝6位の#31 プリウス。

23日にスポーツランドSUGOで決勝レースが開催されたSUPER GT第4戦。GT300クラスではメルセデスAMG GT3を駆る平中克幸&ビヨン・ビルドハイムが今季初優勝を飾っている。

GT500クラス同様、GT300クラスも天候とセーフティカーのタイミングにレース展開を左右されることとなったSUGO戦。そのなかで終盤、首位に浮上してきたのは#11 GAINER TANAX AMG GT3(平中克幸&B.ビルドハイム/タイヤはダンロップ=DL)だった。

#11 メルセデスは予選17位。しかし、決勝前半担当のビルドハイムが「難しいけど我々には絶好のコンディションで『やった!』と思った」という微妙な路面状況のなか、ダンロップタイヤを主武器に上位へ。平中が「ビヨンが素晴らしい走りで、すぐにトップ10圏内に入ってくれました」と称賛する上昇劇だった。

そしてレース展開も味方した後半には、「勝てる感触をもって(トップを)走るのは久しぶりだったので、プレッシャーもありましたね」という平中が、やはり僚友同様の素晴らしい走りを披露、コンビとして3年ぶりとなる勝利を果たした。

カーナンバー11、平中&ビルドハイムにGAINERチーム&ダンロップというパッケージはGT300屈指の“強豪パッケージ”として知られる。だが、最近は勝利から遠ざかっていた。昨季から使用する現マシンとタイヤをマッチングさせるのに少々時間がかかったようだ。

ただ、平中は「今回も圧倒的なパフォーマンスで勝てたわけではありませんし、運もありましたけど」と前置きしつつ、「かなりいい状態に仕上がってきているのは確かだと思います」とレース後に語っている。いよいよ本領発揮というところで、首位と6点差のドライバーズランク2位に上がってきた#11 メルセデス。今後のチャンピオン争いにも期待がもたれる。

GT300の決勝2~6位は以下の通り。ポール発進の#25 VivaC 86 MCは決勝3位だったが、ポイント首位の座をキープすることに成功している。

2位 #50 Ferrari 488 GT3(都筑晶裕&新田守男/ヨコハマ=YH)
3位 #25 VivaC 86 MC(松井孝允&山下健太/YH)
4位 #4 グッドスマイル 初音ミク AMG(谷口信輝&片岡龍也/YH)
5位 #60 SYNTIUM LMcorsa RC F GT3(飯田章&吉本大樹/YH)
6位 #31 TOYOTA PRIUS apr GT(嵯峨宏紀&久保凜太郎/ブリヂストン=BS)

GT300クラスは今季4戦して4組のウイナーが生まれているが、車種別ではメルセデスAMG GT3が2勝となった。次戦第5戦は中1週の日程で、8月5~6日の富士スピードウェイ戦。ロングストレートを有する富士での3カ月ぶりの今季2レース目で、戦況はどう変化するだろうか。

《遠藤俊幸》

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