京王電鉄は7月19日、若葉台車両基地(東京都稲城市)で新型電車「5000系」を報道陣に公開した。9月29日から運行され、2018年春からは京王電鉄初の座席指定列車でも運用される。
5000系は京王電鉄が16年ぶりに導入する新型車両。今回公開されたのは5000系の第5731編成で、JR東日本グループの総合車両製作所(J-TREC)が製造した。
車内は今年3月にデビューした西武鉄道40000系電車などと同様、クロスシートとロングシートの両方に転換できる座席を設けた。このほか、空気清浄機や無料公衆無線LAN、電源コンセントも設置して車内サービスの向上を図った。
5000系は50両(10両編成5本)が順次導入される予定。営業運転では9月29日にデビューし、2018年春からは新宿~京王八王子・橋本間で運転を開始する座席指定列車でも運用される。通常の列車は座席をロングシートにするが、座席指定列車はクロスシートにする。