三菱自動車は6月29日、プラグインハイブリッドEV『アウトランダーPHEV』とEV『i-MiEV』各5台および、急速充電器4台をフィリピン環境天然資源省に提供したと発表した。
パサイ市のワールドトレードセンターで開かれた納車式には、フィリピン政府関係者や多くの来賓が出席。車両は、同省などの政府機関で業務用車両として使用される予定だ。
今回の車両提供は、今年2月に同省との間で締結した電動化技術を活用した環境負荷低減についての共同研究に関する覚書に基づくもの。CO2や交通渋滞の低減に向けた取り組みを視野に入れ、将来的には他の政府機関や大学などの研究機関、電力会社などに幅広く参画を求めていくことを検討している。
益子修CEOは「三菱自動車の電動化技術を改めて評価してもらったものと受け止めている。フィリピン環境天然資源省と協力して排気ガス削減に貢献できることを光栄に思う」とコメントしている。