テスラ モデルX、NHTSA安全評価試験で全カテゴリー5つ星…SUV史上初

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テスラ・モデルX
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テスラは6月13日、米道路交通安全局(NHTSA)が独自行った安全評価試験で、『モデルX』がすべてのカテゴリーおよびサブカテゴリーで安全性5つ星評価を獲得したと発表した。全カテゴリーで5つ星評価を獲得したSUVは、モデルXが初めてとなる。

NHTSAのデータによると、モデルXはこれまで試験されたSUVの中で、乗員に傷害をおよぼす事故が発生する可能性が最も低い車両となった。なお、NHTSAがこれまでに試験した全車両の中で最も低い車は『モデルS』で、モデルXはそれに次いで2番目に低い車ということなる。

モデルXが高い安全評価を獲得できたのは、電気自動車であることとパワートレインの構造によるところが大きい。ガソリンとエンジンを積まない電気自動車は、事故による火災のリスクは極めて低く、また動力源であるバッテリーパックをフロア下に搭載することで低い重心を実現。全SUV中、横転事故が発生する可能性が最も低い車となっている。

NHTSAによる衝突試験では、車両の構造が、車室内への貫入を最小限に抑えて衝突エネルギーを最大限吸収できるか、また、シートベルトやエアバッグ等拘束装置が、衝突時、乗員への障害を最小限に抑えることができるかを評価する。モデルXは正面衝突、側面衝突、左右からのポール衝突、および横転リスクを含む、NHTSAが定める9つのサブカテゴリーすべてで5つ星評価を獲得。これは重大事故発生時、モデルXの乗員は93%の確率で深刻な怪我を負わずに済むことを意味している。

《纐纈敏也@DAYS》

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