【JNCC 第4戦】死角なし、キング・オブ・キングス小池田猛が4連勝

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JNCC 第4戦
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日本最大級のクロスカントリーレース、JNCCが第4戦ジョニエル-Gを迎えた。JNCCで使われるコースの中でも爺ヶ岳(長野県大町市)は一番の人気を誇り、今大会も総エントリー台数は490台となった。

直前の天気予報では10日、11日ともに晴れ予報で、カラカラに乾いた路面コンディションが予想された。しかし、土曜日の昼からポツポツと降りだした雨は次第に激しさを増し、試乗会や下見ツアーは大雨の中で実施された。

日曜日は予報通りの快晴。気温もぐんぐんあがり、路面のコンディションは急速に回復。今大会の爺ヶ岳は去年のジョニエル-Gと同じ逆回り。コースレイアウターはCOMP-AAライダーでありエンデューロレジェンドの石井正美が担当。ロックンロールリバー最上流や、ゲレンデのショートカットとなる激下りなど新しいセクションが設定された。

午前中にキッズ&トライ、FUN-GPがおこなわれ、最高峰となるCOMP-GPは午後のスタート。ウッズの中の日当たりの悪いところが少し湿ってはいるものの、概ねベストコンディションでレースは始まった。

ここまで3戦の成績はチャンピオン小池田猛の3連勝。ランキング2位の渡辺学や、爺ヶ岳を得意とする斉木達也が、打倒、小池田に闘志を燃やす。

ホールショットは石戸谷蓮。2周目くらいまで小池田と渡辺のトップ争いが繰り広げられたが、すぐに小池田がパスすると徐々に差が広がっていった。小池田はレース中盤に、後ろを走る渡辺との差を見つつペースダウン。余裕をもってしっかりとトップでチェッカーを受け、今シーズン開幕4連勝をマークした。昨年この大会で優勝した斉木達也は相変わらず超人的なガレクライムのダウンヒルで魅せるも、マシンのセッティングが決まり切らず、小池田に追いつくことはできなかった。
結果は2位に渡辺学、3位に鈴木健二、4位に斉木達也。

次戦は岐阜県ほうのき平スキー場で7月30日開催。ほうのき転がし、クリフハンガーといった激下りを擁する難関コースが、鈴木健二によってレイアウトされる。トップ4の優勝争いはから目が離せない。

《稲垣 正倫》

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