自動車事故対策機構=NASVAは、2017年度の自動車アセスメント=JNCAPで車線逸脱抑制性能試験(車線はみ出し抑制)を実施する。
これまで予防安全性能評価の一つとして車線逸脱警報試験として車線をはみ出した場合の警報を評価してきたが、2017年度から制御システムを評価する。警報についても引き続き評価する。
自動車が車線を逸脱する危険がある場合や逸脱した場合、操舵系や制御系などに自動で介入することで車線を維持するように車両挙動を制御するシステムについて、車線逸脱量によって性能を評価する。
試験では一定速度で車線に近づけた際、車両が車線を維持する制御によってはみ出した量を測定する。試験シナリオは60km/hでの左右逸脱、70km/hでの左右逸脱。一般道と自動車専用道路で機能する装置と、自動車専用道路のみで機能する手動復帰型装置試験それぞれについてはみだし距離について評価する。