養老鉄道、マイレール感覚の金額式回数券を発売…21枚綴りの「マイレールチケット21」

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カードサイズの冊子スタイルとなった「マイレールチケット21」。
  • カードサイズの冊子スタイルとなった「マイレールチケット21」。

桑名(三重県桑名市)と揖斐(岐阜県揖斐川町)を結ぶ養老鉄道は5月9日、21枚綴りの回数券「マイレールチケット21」を5月12日から発売すると発表した。

「使いやすい乗車券をコンセプトに、マイレール感覚で養老鉄道にご乗車いただきたい」として発売するこの回数券。従来の回数券は区間ごとの発売となっていたが、「マイレールチケット21」では大手私鉄の回数券のような金額式となり、同じ運賃であればどの区間でも利用できるようになっている。また、金額式となったことで、乗り越した場合は、乗車区間の運賃と回数券の金額との差額を精算すればよくなる。鉄道の回数券は11枚綴りで発売額が10枚分というパターンが多かったが、「マイレールチケット21」はなんと21枚綴り。従来の養老鉄道の回数券は7枚綴りだったので、3倍ものボリュームアップとなった。

割引額も7枚綴りよりアップしている。写真のような520円区間の場合、発売額は1万円。7枚綴りの回数券は520円区間が3390円となっているから、「マイレールチケット21」は7枚綴りを3冊買うより170円安くなる。有効期間は7枚綴りが1ヶ月だったのに対して6ヶ月。発売日から6ヶ月後の月末日まで有効なので、月始めに買うと実質的に7ヶ月近い有効期間を得ることができる。

発売箇所は養老鉄道の各有人駅となっているが、無人駅の池野・北池野・広神戸・美濃高田各駅付近の施設や店舗でも発売する。690円を越える区間は発売されない。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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