【WRC 第4戦】ヒュンダイが優勝、トヨタは4位…豊田社長が初の現地参戦で「ラリーの魅力をあらためて体感」

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トヨタの#10 ラトバラ。
  • トヨタの#10 ラトバラ。
  • トヨタの#10 ラトバラ。
  • トヨタの#10 ラトバラ。
  • トヨタの#11 ハンニネン。
  • TOYOTA GAZOO Racingの作業風景。
  • ヒュンダイの#5 ヌービル。
  • 第4戦優勝のヌービル(右)と彼のコ・ドライバーであるN.ジルソー。
  • Mスポーツの#1 オジェ。
現地9日にフィニッシュした世界ラリー選手権(WRC)第4戦「ツール・ド・コルス」(フランス)は、ヒュンダイのティエリー・ヌービルが優勝。トヨタ勢ではヤリ-マティ・ラトバラの4位が最高だった。今回が初“現地参戦”となった豊田章男トヨタ社長が、コメントを寄せている。

「18年ぶりのWRC復帰から4戦目となるツール・ド・コルスで、やっと私もヤリスWRCの走る姿を間近で見て、チームの皆と共に現場で戦うことができました」

「土曜日、ラトバラ選手が午前のSS(スペシャルステージ=競技区間)を終えて昼のサービスに戻った際、大がかりな部品交換によるセッティング変更を制限時間ギリギリまで使って行なうメカニックたちの姿を目の当たりにしました。ドライバーが道との会話で感じたクルマへの違和感をメカニックやエンジニアが即座に改善し、また道に戻して走り続ける。ドライバー視点の開発とその改善を繰り返していくマキネン(トミ・マキネン代表)のチームの姿は、まさに私ども(トヨタ自動車)が目指す『もっといいクルマづくり』そのものだと感じます」

「現場では誰かが大声で指示を出すのでなく、個々のメカニックが各々の役割を全うし、作業が進んでいきました。想いが通じ合った信じあえるプロのチームを築きあげたマキネン代表にあらためて感謝します。また、沿道では多くのファンやオフィシャルに出会うことができました。手の届きそうなところを通り過ぎるラリーカーの音や匂いや迫力を楽しもうとする文化がそこにはあり、WRCの現場でラリーの魅力をあらためて体感することができました」

「彼らに笑顔で話しかければ、言葉は通じなくとも『トヨタがんばれ!』と返してくれます。ラリーを愛し、クルマを楽しみ、そしてトヨタの挑戦を応援してくださる方が世界中にいること、本当にありがたく、そして心強く思います。今後も、トミをはじめとしたチームの皆、そして全世界にいるファンの皆さまとWRCの道をヤリスで走り続けていければと思います。応援いただいた皆さま、本当にありがとうございました。これからもサポートをよろしくお願いいたします」

今回のラリー、トヨタ勢の最高位はラトバラの4位。ただ、ラトバラは総合結果とは別に、ステージ順位1~5位のドライバーに5~1点が付与される最終パワーステージで1位を獲得した。「総合で4位に入り、パワーステージを制して合計17(12+5)ポイントを獲得することができたのは、今シーズン最初のフルターマック(舗装路)戦であることを考えると、素晴らしい結果だと思う」とトヨタのエースは手応えを語っている。

ヒュンダイのヌービルが今季初優勝を飾り、これで2017年は4戦を終えて、4強と目される陣営、Mスポーツ(フォード)、トヨタ、シトロエン、そしてヒュンダイが各1勝という勝ち星分布になった。

ドライバーズタイトル争いでは、Mスポーツのセバスチャン・オジェ(今回2位)がトップ。トヨタのラトバラが13点差の2位につけている。またマニュファクチャラー(チーム)部門では、首位のMスポーツをヒュンダイが24点差で追い、トヨタは首位から50点差の3位という状況だ(WRCの優勝は25点)。

第5戦は4月27~30日のアルゼンチン。最初に2勝目を挙げるドライバー、チームはどこか、前半戦の流れを決める一戦になるかもしれない。
《遠藤俊幸》

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