インド新車市場(乗用車)でトップシェアのスズキのインド子会社、マルチスズキは4月1日、2016年度のインド新車販売の結果を公表した。輸出を含めた総販売台数は、過去最高かつ初の150万台超えとなる156万8603台。前年比は9.8%増と、3年連続で前年実績を上回った。
156万8603台の販売台数の内訳は、インド国内が144万4541台。前年比は10.7%増と、2桁のプラス。輸出は12万4062台で、前年比は0.1%増と微増だった。
車種別では、主力のAセグメントの『アルト』『ワゴンR』『セレリオ』『スイフト』『リッツ』(日本名:『スプラッシュ』)『ディザイア』『バレーノ』などが、合計で109万5891台を販売。前年比は2.7%増。
バンセグメントでは、『オムニ』『イーコ』が15万2009台を販売。前年比は6%増だった。SUVやMPVなどのユーティリティビークルセグメントでは、小型MPVの『エルティガ』や『Sクロス』を含めて、セグメント合計で19万5741台を販売。前年比は107.3%増と大きく増加した。小型SUVの『ビターラブレッツァ』投入の効果が大きい。