ドイツに本拠を置く自動車部品大手、ZF社は3月30日、2016年通期(1-12月)の決算を公表した。
売上高は、351億6600万ユーロ(約4兆2085億円)。前年の291億5400万ユーロに対して、20.6%増と2桁の伸びを示す。
また、2016年通期の特別項目調整後の利払前・税引前利益(EBIT)は、22億3900万ユーロ(約2680億円)。前年の15億7000万ユーロから、42.6%増と大きく増えた。
大幅な増益を達成したのは、TRWの統合による業績向上と相乗効果による部分が大きい。
ZFのシュテファン・ゾンマーCEOは、「今年度、ZFは優れた業績を残し、革新的な製品の市場投入を行い、その実力を十分に発揮した。この強さは、自動車業界が直面するデジタル化、電動化、自律運転といった挑戦的な変化に対応するための確固とした土台になる」とコメントしている。