OKIエンジニアリング、車載機器EMC試験受託サービス事業を拡大

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車載機器専用電波暗室
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OKIエンジニアリング(OEG)は、本庄テクノセンター(埼玉県本庄市)内に「第三・第四車載電波暗室」を新設し、車載機器EMC試験受託サービス事業を拡大。4月1日より稼働を開始すると発表した。

車載機器市場では、電気自動車(EV)、プラグインハイブリッド車(PHEV)の普及に加え、自動運転技術の開発やIoT化も急速に進み、車載電子機器・装置の電磁波影響を調べるEMC試験サービスに対する需要が高まっている。

OEGでは、1999年に「第一EMCセンター」を設立してEMC試験事業を開始。その後、高まる車載電子機器・装置のEMC試験需要にこたえて、2007年に「第一車載電波暗室」、2012年には「第二車載電波暗室」を増設した。さらに2016年には大型機器の試験ができる「第二EMCセンター」を開設するなど、最新規格への対応とサービス受託量の拡大を進めてきた。しかし、車載電子機器のさらなる増加にともない、既存設備稼働の飽和状態が続いていた。

今回、円滑に試験サービスを提供するために、第三・第四車載電波暗室を新設。また、新たに海外自動車メーカー規格に対応する磁界イミュニティ設備、供試体サイズが従来の1.5倍まで試験可能な大型GTEMセル試験機、車輌内に引き回されるハーネスに加わる電磁波を模擬した90Ωストリップライン試験設備も導入し、車載電子機器・装置の試験対応範囲を拡大した。

《纐纈敏也@DAYS》

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