JR東日本、南武線の川崎~登戸間90周年で記念列車 3月9日

鉄道 企業動向
まもなく開業90周年を迎える南武線のE233系(右)と205系(左)。2014年にE233系が導入され、205系が2016年に引退した。
  • まもなく開業90周年を迎える南武線のE233系(右)と205系(左)。2014年にE233系が導入され、205系が2016年に引退した。
  • 記念編成には開業90周年記念ロゴマークをデザインしたヘッドマークが取り付けられる。

JR東日本横浜支社は3月3日、南武線川崎(川崎市川崎区)~登戸(多摩区)間の開業90周年を記念し、記念列車の運行などのイベントを開催すると発表した。

発表によると、南武線で運用されているE233系電車の1編成を、開業90周年の記念編成として運用。記念ロゴマークをデザインしたヘッドマークを取り付ける。車内では中づり広告を使って南武線にまつわる写真を展示。つり手にも開業90周年を記念した装飾を施す。

記念編成は3月9日、各駅停車の臨時列車として運行される。運行区間と時刻は川崎10時33分発~登戸11時02分着。川崎・尻手・武蔵小杉・武蔵中原・武蔵溝ノ口各駅で駅長が出発合図を行う。翌10日以降は定期列車で運用される。

このほか、川崎~登戸間の各駅で写真展を実施。川崎駅の乗換階段では「階段アート」が施された。ボールペン(430円)やプレート(1620円)、キーホルダー(500円)などの記念グッズも販売。4月中旬からは90周年記念のクイズラリーが行われる予定だ。

南武線は川崎~立川間35.5kmなどを結ぶJR東日本の鉄道路線。このうち川崎~登戸間17.3kmは1927年3月9日に南武鉄道の路線として開業し、1929年12月までに立川駅まで延伸された。戦時中の1944年4月の国有化で国鉄南武線になり、1987年4月の国鉄分割民営化でJR東日本が引き継いだ。

《草町義和》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集