トヨタ自動車は2月15日、『プリウスPHV』を約5年ぶりに全面改良して発売した。注目の新技術のひとつが、駆動用の電気を得るための「ソーラー充電システム」で、駆動用としては世界初の実用化となった。
ルーフ上に最大出力180Wのソーラーパネルを搭載している。駐車時に得た電気は動力用バッテリーに蓄え、また走行時の発電分は12ボルトバッテリー系統に供給してオーディオ用など充てる。
名古屋地区の年間日照データを基にしたトヨタの試算によると、1日当たりのソーラー充電で平均2.9km、最大では6.1kmのEV走行が可能という。車両価格が約326万円と最も安い普及グレードの「S」、および約376万円の「Sナビパッケージ」にメーカーオプションで設定した。税込み価格は28万800円。