富士重工業(スバル)は、新型『インプレッサスポーツ/G4』の「日本カー・オブ・ザ・イヤー(COTY)2016-2017」受賞記念式典を1月27日、群馬製作所にて開催した。
式典は、新型インプレッサを製造するトリムラインにて実施。近藤潤副社長をはじめとする本社役員に加え、群馬製作所の製造社員7名が出席。トロフィーや花束の贈呈などが行われた。
今回の受賞について、群馬製作所の齋藤満則さんは「インプレッサのきれいなデザインを再現することが大変だった。これからもインプレッサを多くのユーザーに乗ってもらい、愉しんでもらうため、COTY受賞で得た力を、愛に変えて生産していきたい」とコメントした。
式典後スバル関係者の声を拾うと、販売の現場では、インプレッサのCOTY受賞後、これまでスバル車を購入したことの無かった人が来店するケースが増えたという。「購入にも繋がった。車を購入時に重視する項目に安全性を挙げるお客様が増える中、COTY受賞がインプレッサの総合安全を知ってもらうきっかけになった」(大阪スバル箕面店の服部克彦店長)。「インプレッサやスバルを良く知らない人も報道を見て『インプレッサがかっこいい車だと思い来店した』と。既に注文したお客様に『受賞車に乗るのが愉しみ』と言ってもらった」(東京スバル青梅店販売1課の堀田将貴課長)。販売現場にとっても自信と励みになったようだ。
スバルネクストストーリー推進室の小島敦室長によると、COTY受賞についてツイッターだけで1万1000件の発言があったという。「その結果、スバルに好意を持つ方が増えた。消費者の声に接する事で、開発から製造・販売まで、社員のモチベーションも非常に高まっている」。
スバルヨーロッパ本社のあるベルギーでも、インプレッサのCOTY受賞は報道された。スバルヨーロッパの工藤雅道社長は「ここでのインプレッサの導入は少し先ですが、母国での権威ある賞の受賞は我々にとって励みとなります。インプレッサの良さをお客様に伝えるべくヨーロッパの仲間と共に頑張ります」と意気込んでいる。