国土交通省は、無電柱化を推進するため、今後の方向性などについて審議する。
無電柱化は、道路の防災性向上と、通行空間の安全性の確保、良好な景観形成の3つの観点から重要な効果が見込まれる。
2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会を控え、インバウンド観光の受け入れや、首都直下地震や南海トラフ地震などの災害に備えるため、これまで以上に無電柱化の推進が求められている。
一方でロンドン、パリなどの欧米の主要都市は100%無電柱化、アジアの主要都市でも無電柱化が進展している。これに対して日本では東京23区に限っても7%と著しく遅れている。
このため、「無電柱化推進のあり方検討委員会」を設置して中長期的な観点から、今後の無電柱化を推進する方向性について審議する。