住友ゴム工業は2月から販売を開始する低燃費タイヤ『ダンロップ ル・マン V』を一般公開している。住友ゴムの西 実代表取締役専務執行役員は1月13日に開いたプレスカンファレンスで「格段に向上した快適性能を実感いただける仕上がりになった」と自信を見せた。
西専務は「自動車が走行する際には路面の凹凸による衝撃やタイヤが路面を叩く振動により車内には不快な振動やノイズが発生する。この衝撃や振動を抑制することで、快適性能を格段に向上することが可能になる。快適性能の向上を実現させたキーテクノロジーは新開発の『シノビ テクノロジー』と、ダンロップが生み出した世界初の技術である特殊吸音スポンジ『サイレント コア』だ」と紹介。
このうちシノビ テクノロジーについては「タイヤの骨格をいちから見直したダンロップの新しいプラットフォーム技術。サイドウォールとトレッドに採用し、それぞれの部位で路面の凹凸による入力を吸収し振動を抑制している」と説明した。
そのうえで「これらの技術を採用した結果、路面から入力低減として乗り心地性能が10%向上、静粛性能についてはロードノイズを36.9%、パターンノイズを32.4%低減することができた。『実感できる快適性能をあなたに』というコンセプトの通り、格段に向上した快適性能を実感いただける仕上がりになったと自信を持っている」と述べた。