陸上自衛隊、恒例のパラシュート「降下訓練始め」を実施…初めて米軍が参加

航空 エンタメ・イベント
航空自衛隊のC-1輸送機からパラシュート降下する空挺隊員。
  • 航空自衛隊のC-1輸送機からパラシュート降下する空挺隊員。
  • 演習場の上空を数回に渡って通過し、降下は繰り返し実施される。こちらはC-130輸送機。
  • 高度約340m、210km/hで通過する機体から飛び降りていく。会場では「東京タワーと同じ高さを通過する新幹線から飛び降りている」という表現が用いられた。
  • 2012年に導入され、部隊内で「12傘」と呼称されているもの。
  • 訓練について空挺団長から説明を受ける若宮健嗣・防衛副大臣。
  • 防衛大臣の海外出張に伴い、今回は副大臣が視察を行った。
  • 新型の「13傘」を使用した降下。
  • 13傘を使用した場合、両側のドアから同時に降下することが可能となった。

陸上自衛隊・第1空挺団は8日、年初の恒例行事となっている「降下訓練始め」を習志野演習場にて一般に公開した。自衛隊からは人員約300人が参加。約1万人の来場者の前で航空機からのパラシュート降下や、模擬戦闘訓練などを実施している。

習志野駐屯地(千葉県船橋市)に所在する第1空挺団は、陸上自衛隊で唯一の空中機動作戦を専門とする部隊。降下訓練始めは、パラシュート降下訓練の安全を祈願する部内行事(開傘祈願祭)として1969年から開始。5年後の1974年からは一般に公開されるようになった。

今年はパラシュート降下訓練に初めて米軍も参加。模擬戦闘訓練では、レーザー光によって当たり判定(死傷判定)を行う「バトラー」と呼ばれる装具を装備した状態で実施するものが、一般向けに初めて公開されている。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集