ホンダは1月5日、米国ラスベガスで開催中のCES 2017において、ホンダがスタートアップ企業をサポートすることにより、共同開発された新技術を発表した。
ホンダは米国において、「Honda Xcelerator」と呼ばれるプログラムを実施。米国カリフォルニア州のホンダ・シリコンバレー・ラボが主体となり、全く新しいモノを作ろうとしているスタートアップ企業に対して、資金援助やコラボレーションの場、テスト用車両などを提供している。
CES 2017では、ホンダのサポートを受けたスタートアップ企業2社が、新技術を発表。いずれも、ドライバーを支援するために開発された新たなテクノロジーとなる。
LEIA社が手がけたのが、「LEIA 3D」。ナノテクノロジーを使って3D表示を行うドライバー用ディスプレイ。どの角度から見ても自然に見えるよう自動調整されるディスプレイで、ホンダはナビゲーションや交通情報の表示など、さまざまな情報の表示への活用を見込む。
Vocal Zoom社が開発したのは、「Vocal Zoom」と呼ばれる技術。これは、光学的に顔の振動を読み取って、音声認識精度を向上させる技術。騒音環境下でも車へのボイスコマンドの伝達をより確実にし、運転に集中できる環境を整える。