欧州の自動車最大手、フォルクスワーゲングループは12月5日、モビリティサービスの新会社、「MOIA」を設立すると発表した。
MOIAは企業家精神に基づいて、迅速かつ俊敏な対応力で推進できる独立法人として設立。本社はドイツ・ベルリンに置く。
モビリティサービスは、フォルクスワーゲングループが、パワートレインの電動化などと並んで重視する事業。同社によると、モビリティサービスは今後自動車メーカーが、多くの利益を上げられる可能性がある分野になるという。
フォルクスワーゲングループは、モビリティサービスの分野に、できる限り参入していく方針。将来、大きな収益の柱に育つことを期待する。
フォルクスワーゲングループのマティアス・ミュラーCEOは、「将来、すべての人が車を所有する時代ではなくなるかもしれない。しかし、MOIAは何らかの形で、人々がフォルクスワーゲングループの顧客になることに、貢献するだろう」と語っている。