富士重工業は11月2日、米国生産拠点のスバル オブ インディアナ オートモーティブ(SIA)が、新たに北米向けスバル『インプレッサ』の生産を開始したと発表した。
SIAは、現地時間2016年11月1日(日本時間2日)に工場敷地内でラインオフ式を実施。式典にはSIAの為谷利明取締役社長(富士重工業 執行役員)など関係者が出席し、ラインオフする初号車を盛大な拍手で迎えた。
SIAは1989年9月に稼働を開始。直近では『レガシィ』『アウトバック』の2車種を生産していたが、インプレッサの追加により、3車種の生産工場となった。さらに、2018年には多人数SUVの生産を追加する予定だ。同社の最重点市場である北米市場での販売が好調に推移する中、SIAでは継続して能力増強投資を行っており、標準操業における生産能力を、2016年3月末の21万8000台から2016年末には39万4000台、2018年度には43万6000台へ引き上げていく。
生産車は、主に米国、カナダで販売しており、2017年3月期のスバル生産台数は、過去最高となる前年比42.3%増の33万6000台を計画している。