ボーイング、減収減益…民間航空機の納入機数減少 2016年7-9月期決算

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ボーイング737MAX8
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ボーイングが発表した2016年7~9月期の連結決算は、売上高が民間航空機の納入機数の減少、「C-17」の納入機数と「F-15」の生産数減少の影響から前年同期比8%減の239億ドルと減収となった。

収益は全般的に堅実だった生産プログラムとサービスの業績や税制優遇の影響で営業利益は同12%減の23億ドルと減益だった。営業利益率は、納入機数の減少と機種ミックスの悪化で0.5ポイントダウンの9.5%だった。純利益は同34%増の23億ドルだった。

通期の売上高見通しは民間航空機の納入機数増により5億ドル増の935億ドルから955億ドルに上方修正した。

7~9月期の純受注額は150億ドルと堅調だった。期末時点での受注算は、民間航空機5600機以上だが、期初の4720億ドルから4620億ドルに減少した。

一方、7~9月期に500機目となる「787ドリームライナー」の生産を開始した。また、「737MAX8」の検証プログラムを完了し、「737MAX9」の生産を開始した。737MAXプログラムでは、ローンチ以来の受注数が3300機以上に達し、2017年第3四半期に生産レートを月産47機に引き上げる計画に向けて順調に推移している。

《レスポンス編集部》

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