先進技術実証機「X-2」、岐阜基地航空祭で初の一般公開

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先進技術実証機「X-2」、岐阜基地航空祭で初の一般展示が実現。
  • 先進技術実証機「X-2」、岐阜基地航空祭で初の一般展示が実現。
  • 岐阜基地航空祭の目玉だけに、最高で3-4時間。短くとも約1時間の待機列参加を必要とした。
  • 開門直後こそ空いていたが、すぐにこのとおり。
  • 写真撮影で滞留するので、なかなか前に進まない。
  • 格納庫内に駐機しており、最前列に行ったとしても約10mの距離がある。
  • 「見られる角度」というのは限定的だった。変えられるのは視点ぐらい。これは一脚でカメラを持ち上げて撮った。
  • 前方と横のみからで、後方は見ることができず。
  • 午前10時ごろが混雑のピークだった。

航空自衛隊・岐阜基地は30日、毎年秋の恒例行事となっている「岐阜基地航空祭」を開催した。注目の的だったのは、一般向けとしては初めて公開となった先進技術実証機「X-2」。国産のステルス実証機を一目見ようと多くの観客が集った。

先進技術実証機「X-2」は、今年4月下旬の初飛行まで「ATD-X(Advanced Technological Demonstrator-X)」と呼称されていた機体。ステルス技術や国産初のアフターバーナー付きジェットエンジン、これによる高運動飛行制御などをテストする目的で開発された。2回の試験飛行を実施した後に防衛装備庁が受領し、現在は岐阜基地で地上試験をメインに行っている。

11月以降に飛行試験が再開される予定となっているが、それを前にして航空祭の場で初めて披露されることとなった。

X-2は格納庫内に置かれた状態で展示。機体を見られる角度は限定されており、高運動飛行制御の肝である推力偏向パドルの設置されたエンジン排気口などは見ることができなかった。開門直後だけは人も少なかったものの、その後は待機列が徐々に伸びはじめ、一時的には「見学まで3-4時間待ち」に達するほどの人気ぶりだった。

《石田真一》

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