駅、路線網、利用者…東京メトロの経営資源を活かせ 「アクセラレーター」始動

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  • 「Tokyo Metro ACCELERATOR 2016」オリエンテーション(10月27日、東京・六本木)
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1日707万人、東京圏195.1km路線網、179駅、駅構内店舗、車両2728両、鉄道運行データ……。これら東京メトロの経営資源を活用し、新たな価値を創出するプロジェクトが始まった。メトロとCrewwが共同で実施する企業アクセラレータープログラムだ。

10月27日、東京・六本木で同プログラム(Tokyo Metro ACCELERATOR 2016)のオリエンテーションが開催され、Creww 伊地知天CEO、クオンタムリープ 出井伸之代表、東京地下鉄 奥義光代表らが登壇。オリエン来場者たちに、自社経営資源を提供する意義などについて、奥代表はこう語った。

「鉄道業にとってのサービスの原点は、電車が動いていることが第一。毎日毎日、当たり前のように電車を動かし、乗客を案内する。社員一人ひとりが、持ち場で基本動作を忠実に守り、それぞれの役割をこなして、安全確実に、チーム全体として正しく機能するということが極めて重要」

「しかし、飛躍が求められる仕事、たとえば新規事業領域の開拓や研究開発などでは、こういったやり方が必ずしも適していないことも実感している。いっぽうで、スタートアップ(起業、立ち上げ、操業)は、技術の革新やライフスタイルの変化に合わせて、次々に新しいサービスやプロダクトを生み出すことができる機動力という武器がある。今回のプログラムを通じて、スタートアップ企業と連携し、自社経営資源とスタートアップの武器をかけあわせ、顧客満足、地域活性化、東京の発展に寄与する新たな価値を創造したい」

同プログラムへの参画は、10月31日~11月9日にエントリーし、1次審査を通過したチームが11月14日からのブラッシュアップへとすすむ。2次審査、プレゼンを経て、12月15日に最終選考をクリアしたチームが発表される。

「12月に行われる最終選考を経て、パイロット施策をすみやかに実施することを目指す。鉄道の安全確保やコンプライアンスの遵守を前提としつつも、われわれが保有する経営資源を可能な限り解放していきたい。また、選考結果の如何を問わず、今回のプログラムで出会えたチームとのつながりを、今後も大切にしたい」

《レスポンス編集部》

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