日立建機は、新型油圧ショベル「ZAXIS-6」シリーズ2機種、「ZX470-6(標準バケット容量1.9立方メートル、運転質量46.7トン)」「ZX530-6(1.9立方メートル、52.7トン)」を10月17日から発売する。
両モデルは、従来機(ZX470-5B、ZX520-5B)の優れた機能を踏襲しながら、燃焼効率を最適化した新型エンジンや、大型の後処理装置と尿素SCRシステムを採用。国内の特定特殊自動車(オフロード法)排出ガス2014年基準に適合し、従来機と同じ作業量を維持しながら燃費を3~6%低減した。
また、エンジンの信頼性と耐久性の向上のため、冷却水のエア抜けを改善するエクスパンションタンクや耐久性を向上させたインジェクタを採用。フロント構造物は板厚アップし、より信頼性のある溶接方法を採用した。
価格(工場裸渡し・税別)はZX470-6が4570万円、足回りを強化したZX530-6が5250万円。販売目標は、国内向けに2機種合計で年間180台を見込む。