【国際航空宇宙展16】ボーイング、KC46A の空中給油シミュレーターを展示

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ボーイングKC-46A、開発が進められている最新鋭の空中給油機。
  • ボーイングKC-46A、開発が進められている最新鋭の空中給油機。
  • 空中給油オペレーターの訓練にも使えるレベルのシミュレーター。
  • 実機と同様の操作を可能としている。
  • モニターは3D対応。
  • 旧型のKC-135は直接目視で作業するが、KC-46Aは外部カメラが撮影した映像をモニターで見ながら行う。
  • 残念ながら「誰もが体験できる」というものではない。
  • フライングブーム(給油筒)の高さを調整する左レバー。
  • ブームの長さを調整する右レバー。

ボーイングは開発中の空中給油機「KC-46A」のフライングブームオペレーターの訓練にも使えるレベルのシミュレーターを会場内の同社ブースで展示していた。

KC-46Aは貨物型のボーイング767を改造して空中給油機能を持たせた機体で、アメリカでは「KC-135」や「KC-10」の後継機として開発を進めている。日本では同様にボーイング767を改造した「KC-767」を4機運用しているが、今後は新たにKC-46Aを導入することで空中給油機の増備を進める計画となっている。

ボーイング社のブースで展示されているのは空中給油を担当するフライングブームオペレーターの訓練にも使えるレベルのシミュレーターで、実機同様にモニターを見ながらブームを操作して一連の動作を行うことができる。

ビジネスデーにおいても「基本的には防衛関係者向けの展示」であり、誰でも体験できるというわけではないが、ボーイング社のスタッフがたまに実演していて、その様子を垣間見ることは可能となっている。

《石田真一》

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