【ダイヤトーンを聴く】パート4…ナビを核に構築する“Hi-Fi・システム”の秀麗サウンド

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MAZDA・CX-5 by Sound Evolution ZEROBIT
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  • MAZDA・アテンザ by Sound Evolution ZEROBIT
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国産人気カーオーディオブランド「DIATONE」のユニットを搭載したクルマを日本全国に訪ね、その音を聴きながら、カーオーディオの面白さ、奥深さをリポートしている。第4回目となる当回は、「DIATONE」を核とする“Hi-Fiシステム”を搭載した2台を聴いてきた。

向かった先は、千葉県の老舗カーオーディオプロショップ“Sound Evolution ZEROBIT(ゼロビット)”。聴いてきた2台とは、ショップデモカーの「MAZDA・CX-5」と、ユーザーカーの「MAZDA・アテンザ」。それぞれのシステム、コンセプト、そしてそのサウンドを、じっくりとリポートしていこう。


■現実路線で効率的に“本格システム”を構築。

まずは、デモカー「MAZDA・CX-5」からご紹介していく。搭載システムは以下のとおりだ。メインユニットは『DIATONE SOUND.NAVI・NR-MZ100PREMI』。当機をソースユニット兼コントロールユニットとして活用し、そこに外部アンプをプラスして、Hi-Fiシステムを完成させている。使用するパワーアンプは、アメリカンブランドの雄、「キッカー」の5chモデル、『IQ1000.5』。スピーカー群は、フロントスピーカーにスウェーデンの実力ブランド、「DLS」の『スカンジナビア シリーズ』を採用し、サブウーファーには「キッカー」の『L7QB8』を使っている。

なお、当システムで採用されているスピーカーのドライブ形式は、“マルチアンプシステム”と呼ばれるスタイルだ。フロントの4スピーカー(トゥイーター×2個+ドアスピーカー×2個)とサブウーファーそれぞれに、パワーアンプの1chずつをあてがい、かつ、1つずつを個別にコントロールするというスタイルである。こうすることで、1つ1つのスピーカーをパワフルに鳴らすことができ、同時に詳細なサウンドチューニングを施すことが可能となる。

ただし当デモカーは、このような“本格システム”が現実的に実現されているところがミソだ。運転席下にインストールした5chアンプ1台ですべてをまかない、インストールスペースをミニマム化。サブウーファーにも小型モデルを採用し、ラゲッジスペースの積載性を最大限キープすることに成功しているのだ。


■サウンドステージをリアルに描き切る、その調整能力&コントロール技術。

さて、このシステムが奏でるサウンドは、どのようなものだったのだろうか。ちなみに、このクルマのオーディオ・コンセプトはまさに、“『DIATONE SOUND.NAVI・NR-MZ100PREMI』を核に、現実的な仕様で出来る限りのHi-Fiサウンドをデモすること”、とのことなのだが…。

運転席に乗り込み、テストCDをかけながらまず感じたのは、「立体表現の的確さ」だった。サウンドステージの奥行きが深く、その中でボーカルがクッキリと前に出ている。各楽器の位置関係もリアルだ。ここまで的確であるのは、『DIATONE SOUND.NAVI・NR-MZ100PREMI』のチューニング能力の高さと、それを扱いこなす調整技術の確かさゆえだろう。

そして、音の分離の良さ、輪郭のシャープさも印象的だった。音に芯があり、その上で一切のにじみがない。くっきり、はっきりと1音1音が紡ぎ出されている。

この音が実現されている要因はもう1つある。それは、「スピーカーインストールにたっぷりと手がかけられているから」。トゥイーターは高さと向きを吟味した上でAピラーに取り付け、ドアのスピーカーは内張りパネル面にまでスピーカーを立ち上げて装着されている。さらにドア内部の音響的なコンディションを整えるべく、“デッドニング”と呼ばれる作業も念入りに実行されている。

パワーアンプ1台で完結させるミニマムな“本格システム”であるのだが、聴こえてくるサウンドはさすがのHi-Fiサウンド。聴き応えが十分だった。


■最上級ユニットと組み合わせる、至極のハイエンドシステム…。

外部パワーアンプとサブウーファーを活用し、かつ、取り付けに手を掛けると、『DIATONE SOUND.NAVI・NR-MZ100PREMI』を核とした“本格Hi-Fiサウンド”が完成できることを身をもって体験したのだが、さらに高級なユニットを用いることで、究極的なハイエンドサウンドにまで発展させられる好例が同店の製作カーで存在していた。今回は併せてそちらもご紹介してみたい。

原口賢司さんが所有する「MAZDA・アテンザ」が、それだ。

当車のシステムレイアウトは以下のとおりだ。「MAZDA・CX-5」と同じく、ソースユニット兼コントロールユニットとして『DIATONE SOUND.NAVI・NR-MZ100PREMI』を使用する。それに組み合わせるパワーアンプは、イギリス発のハイエンドブランド、「オーディオウェーブ」の『アスパイアプロJDP』×2台。ちなみに当アンプの価格は、1台あたり65万円(税抜)。そしてスピーカー群には、フロントおよびサブウーファーともに、シンフォニ/クワトロリゴで統一している。こちらもフロント2ウェイだけで計77万円(税抜)という高級品だ。

ちなみに、ひと昔前ならば、カーナビをメインユニットとして構成する超ハイエンドシステムは存在していなかった。ここまで高額なパワーアンプとスピーカーを使うのであれば、メインユニットにはオーディオ専用機を使用するのが常識だったのだ。その常識を、「DIATONE」は『DIATONE SOUND.NAVIシリーズ』によって打ち破ってみせた。

今やマニアの間では、『DIATONE SOUND.NAVI』を核としてハイエンドシステムを構築するのはむしろ当たり前だ。『DIATONE SOUND.NAVI』であれば、この「アテンザ」のような超ハイエンドオーディオの世界も楽しめるのである。


■ハイエンドシステムでしか味わえない、独特の聴き心地を堪能…。

果たしてその音は、どれほどのレベルなのであろうか…。

一聴して印象的だったのは「静けさ」だった。音と、音のない部分とが、くっきりと分かれる、と言えばイメージしていただけるだろうか。上級なカーオーディオシステムでは、各楽器の音が混濁することなく、しっかりと分離して聴こえるが、ハイエンドシステムともなると、音と音の間の何もない空間の“静けさ”も感じることができるようになるのだ。

また、リアリティもこの上なく上昇する。それぞれの楽器が“そこにある”感覚が増すのである。そして、質感もすこぶる良化する。耳当たりがとにかく心地良い。これが上級Hi-Fiサウンドの特長だ。

この「アテンザ」は、それらハイエンドシステムでしか味わえない聴き心地のすべて体感させてくれたのだ…。


今回の取材では、「DIATONE」の底力を、つくづく再認識することができた。エントリーユーザーを満足させ、ハイエンドユーザーの要求にも不足なく応えることができる「DIATONE」。その懐の深さには、ただただ脱帽するばかりだ。

クルマの音を良くしたいと考えている音楽好き&ドライブ好きな方々は、「DIATONE」をぜひぜひマークしていただきたい。「DIATONE」には、貴方のカーライフの質を変える力がある。

【ダイヤトーンを聴く】Part.4 ナビを核にして構築する“Hi-Fi・システム”の、秀麗サウンドを体験!

《太田祥三》

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