モビリティIoTのベンチャー企業であるグローバルモビリティサービス(GMS)と住友三井オートサービスは7月28日、自動車IoT分野のサービス創出に向け業務提携すると発表した。
GMSは、車両の遠隔起動制御機能を付加した次世代テレマティクスシステム「MCCS(Mobility-Cloud Connecting System)」を開発。MCCSは、オートリースの入金滞納や指定エリアからの車両逸脱など、一定の条件に抵触すると、約1秒間で世界中の該当車両を起動できないよう制御できる。同社は2015年11月よりフィリピンで、トライシクル(3輪タクシー)ドライバーを対象にMCCS付車両提供サービスを開始している。
今回の業務提携ではMCCSを活用して、国内外のオートリース市場を対象に新たなサービスを共同で検討し、提供を推進していく。第一弾として国内信販大手のセディナ向けに、個人層をターゲットとしてサービス提供を開始する予定だ。