トヨタ自動車のインド車両生産・販売会社、トヨタ・キルロスカ・モーター(TKM)は5月上旬、インド市場において、『イノーバ・クリスタ』を発売した。
イノーバ・クリスタは2月、インドで開催されたデリーモーターショー(オートエキスポ)16で初公開。『イノーバ』は、トヨタの新興国向けの世界戦略車、「IMV」(イノベーティブインターナショナル・マルチパーパス・ビークル)の中核を担うミニバンとして、2004年に登場。インドをはじめ、東南アジア市場などで販売されている。
デリーモーターショー16で初公開されたイノーバ・クリスタは、イノーバの2世代目モデル。モデルチェンジを機に、インドでは「クリスタ」のサブネームが冠された。
イノーバ・クリスタには、新開発のフレームをはじめ、新エンジン、新開発の6速ATを採用。室内は、引き続き3列シート。TKMによると、乗り心地や静粛性、燃費性能を引き上げているという。
今回TKMは、イノーバ・クリスタをインドで発売。現地ベース価格を138万3677ルピー(約225万円)に設定し、インドMPVセグメントで11年連続販売台数首位の記録更新を目指す。