SUPER GTのシリーズ運営団体「GTA」は20日、九州地方の震災の影響による今季のオートポリス大会中止に伴う代替措置として、11月に栃木県のツインリンクもてぎで開催される今季最終大会を2レースを実施することを発表した。
本来なら5月21~22日に大分県のオートポリスで開催される予定だったSUPER GT第3戦は、震災の影響を受け、既に中止が決まっている。代替措置として、GTAは今季どこかの大会、具体的には8月の富士大会か11月のもてぎ大会において2レースを実施することで年間8レース開催維持、との意向を示していたが、その舞台がもてぎに決まった。
この日、速報的に報じられた範囲で決まっているもてぎ大会の日程は下記の通り。
11月11日(金) 練習走行
11月12日(土) Rd.3代替の公式予選/決勝
11月13日(日) Rd.8の公式予選/決勝
SUPER GTでは獲得ドライバーズポイントに基づくウエイトハンデ(kg)が、参戦6戦目まではポイントの2倍、同7戦目が1倍、同8戦目はゼロとなるルールがあるが、これに関しては土曜が「7戦目のウエイトハンデ」、日曜が「8戦目のウエイトハンデ」の扱いとなることも明記されている。
また、金曜の練習走行は「7戦目、8戦目のハンデでの走行を予定」とされており、全戦参戦の各車については「ポイント1倍ハンデ」と「ノーハンデ」の両方での練習走行を金曜に行なえるようだ。
その他の施行詳細については今後決定される。なお、このもてぎ大会が「熊本地震復興支援大会」(仮称)として開催されることも同時に発表されている(大会の実施内容についてはJAFに申請中、とのこと)。