鉄道博物館、新幹線走る在来線機関車「EH800」講演会…6月4日

鉄道 テクノロジー
JR貨物のEH800形。新幹線と在来線の共用区間用として開発された。
  • JR貨物のEH800形。新幹線と在来線の共用区間用として開発された。
  • 青函トンネルとその前後の線路は、在来線(1067mm軌間)と新幹線(1435mm軌間)の両方が走れるよう、3本のレールが敷かれている。

鉄道博物館は6月4日、JR貨物の講演会「青函共用走行用EH800形式交流電気機関車の開発」を開催する。

EH800形は、青函トンネルを通る貨物列車をけん引する電気機関車。同トンネルは1988年3月に在来線(津軽海峡線)として開業して以来、ED79形電気機関車が貨物列車をけん引してきたが、今年3月からは北海道新幹線が津軽海峡線とともに青函トンネルを通るようになったため、在来線だけでなく新幹線のシステムにも対応したEH800形が開発された。

発表によると、講演会の講師はJR貨物技術開発室の寺内伸雄室長。津軽海峡線や北海道新幹線の経緯、青函地区における鉄道貨物輸送、EH800形の性能確認試験などについて語る予定だ。開催時間は13時30分(開場は13時)から14時30分まで。料金は無料だが鉄道博物館の入館料が必要になる。

《草町義和》

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