スズキの鈴木修会長、鈴木俊宏社長らは5月18日、国土交通省に燃費データの測定方法について、国の規定とは異なる測定を行っていたと報告し、同省で記者会見した。
このなかで鈴木社長は、空気抵抗など燃費に関する試験について実測したデータを使わなかったことを示し、対象車両は「2010年以降のモデルであり、210万台を少し超える」と明らかにした。国内販売している16車種すべてが該当するという。
ただ、燃費性能については自社確認した結果、いずれも国の認証値との差異が「5%まで全然いっていない」(本田治副社長)とした。このため鈴木会長は「お客様にご迷惑をかけることはないので、販売は続けさせていただく」と語った。