ヤマハ発動機は、5月31日から6月2日までの3日間、ドイツ・シュツットガルトで開催される「O&S 国際表面処理&コーティング専門見本市」にて、表面処理技術「SixONy(シクソニィ)」の技術展示を行う。
SixONyはヤマハ独自の技術で、厚さ数十ナノメートルの膜(Nano-Film)で構成される、アモルファス構造の酸窒化ケイ素(SiOxNy)セラミックス膜に由来する造語。700度までの耐熱性、優れた耐食性、酸素・水分・塩素等に対する優れたバリア効果、金/青/桃/紫等多彩な発色、耐熱性の高い無色透明・絶縁膜などを特徴とする。既に同社スポーツバイク『MT-09』シリーズのエキゾーストパイプや、他社製カクテルシェーカー等に採用されている。
今回の見本市には、世界30か国以上から300以上の団体と法人が参加。金属やプラスチック、ガラスへの表面処理技術や塗装、プラズマベース表面処理などの最新技術が紹介されるが、その多くは多くの工業製品に適用できる可能性を備えている。ヤマハ発動機では、ナノ膜コーティング技術SixONyを紹介し、多分野への汎用性・発展性をアピールする。