【キャデラック CT6】日本上陸101年、デザインで選ばれるブランドに

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キャデラック CT6
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ゼネラルモーターズ・ジャパンは、キャデラックのセダンラインナップに最上級の『CT6』を追加し、9月より販売を開始すると発表した。日本におけるキャデラックの歴史は古く、1915年にまで遡るという。

1950年代には昭和天皇の御料車として、キャデラック『75リムジン』が使用されていたこともあるほど、日本における高級輸入車の地位を早くから獲得していたキャデラック。現在のラインナップは、『CTS』、『ATS』、『SRX クロスオーバー』、『エスカレード』がある。同社代表取締役社長の石井澄人氏は、「CTSは3代目となりキャデラックのDNAを継承したラグジュアリーセダンとしての地位を確立しつつある」と紹介。

そして、ATSセダンは、「ニュルブルクリンクで開発し、全長は4.7mを切るサイズで、走る楽しさを持つキャデラック最初のモデルだ。また、どの角度から見ても、非常に印象的な印象を放つクーペがATSにはある」と説明。

そのユーザー層はどちらも「半数のユーザーがキャデラックブランドを初めて購入した新規顧客だ。また、既にそれまでもキャデラックに乗っていたユーザーを含めて、デザインを購入の第1理由に挙げている方がとても多い」とデザイン重視で選ばれていることを強調。

また、CTSとATSにはVシリーズが存在する。これは、「キャデラックレーシングの伝統を受け継ぐ究極のモデルで、全身にモータースポーツのDNAが息づきながらも、実は公道も走ることが出来る、サーキットから公道まで堪能できるユニークなモデル」と話す。CTS-Vは、649馬力というパワーながら、ベースモデルの持つ快適性も犠牲にしない、キャデラックらしい仕立てであるという。

そして日本でも人気のあるSUVセグメントでは、エスカレードがある。石井氏は、「日本においてもアメリカ同様、“ザ・エスカレード”と呼んでもらえるほどゼネラルモーターズ・ジャパンのラインナップの中で人気のあるモデルだ」とし、「第4世代となった、フルサイズラグジュアリーSUVとしてキャデラックブランドの認知度向上に貢献しているモデルだ」と日本におけるキャデラックのラインナップについて語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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