欧州自動車工業会(ACEA)は4月29日、2016年第1四半期(1-3月)の欧州市場における代替燃料車の販売実績を公表した。総販売台数は15万4795台。前年同期比は6.4%増だった。
15万4795台の中で最も多いのが、ハイブリッド車。第1四半期は6万9530台を売り上げ、前年同期比は30.1%増と大きく伸びた。トヨタが、前年同期比38%増と牽引役を果たす。
また、EVとプラグインハイブリッド車(PHV)は、第1四半期、3万5730台を販売。前年同期に対して、26.8%増と好調。このうち、EVは前年同期比33.9%増。PHVは23.5%増だった。
一方、天然ガス車およびプロパンガス車は後退。第1四半期は4万9535台にとどまり、前年同期比は22.4%減と大幅な落ち込み。
市場別では、スペインが前年同期比51.9%増と大きく伸びた。以下、フランスが28.7%増、英国が23.7%増、ドイツが13%増。イタリアは12.9%減と落ち込んでいる。