三菱自 田畑常務「財務体質は非常に強い」

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三菱自の決算発表 相川哲郎社長(左)と田畑豊常務(4月27日)
  • 三菱自の決算発表 相川哲郎社長(左)と田畑豊常務(4月27日)
  • 三菱自動車(イメージ)

三菱自動車工業の経営企画・財務統括部門長を務める田畑豊常務は4月27日の決算発表会見で、同社の財務状況について「体質は非常に強いと思っている」と述べた。

燃費データの不正による経営への影響を聴かれ、数字を挙げながら財務の状況を説明した。田畑常務は2016年3月末時点で、自己資本比率が48%(前年同期41.6%)となり、手元資金(現預金)も4600億円強(同3955億円)に達していると指摘したうえで、「この2、3年で財務の健全性は大幅に強化されている」と語った。不正で発生する補償には相当耐えられるとの意向をにじませた。

もっとも、顧客や日産自動車への補償やエコカー減税の一部返納など、不正に伴う費用の規模はまだ不透明だ。このため、財務へのインパクトは「どれくらいの影響があるのか、予測は難しい」と述べるにとどまった。

《池原照雄》

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