交通トラブルで前走車の2人を故意に負傷させる…逃走の男を逮捕

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山形県警は23日、進路を巡る交通トラブルから相手方の2人を殺傷しようとしたとして、山形県天童市内に在住する38歳の男を殺人未遂容疑で逮捕した。男は容疑を否認しているという。

山形県警・天童署によると、殺人未遂容疑で逮捕された男は23日の午前11時30分ごろ、天童市芳賀付近の市道を乗用車で走行中、前走車の乗員と進路を巡るトラブルとなり、このクルマに乗っていた2人を殺傷しようとした疑いがもたれている。

男が運転していたクルマは前走する軽乗用車を煽りたて、これを追い抜いた直後に信号待ちで停止。前走車を運転していた女性が車外に出て、男のクルマのナンバーを確認しようとしたところ、男はクルマを発進させて女性に接触。これに立腹した同乗者の10歳代男性が男のクルマのドアをつかんだところ、男はそのまま加速。男性は約400mに渡ってひきずられる状態となった。

この事故で男性が全身打撲の軽傷。女性も打撲などの軽傷を負った。男は逃走したが、後に特定されて逮捕につながった。

聴取に対して男は「殺すつもりはなかった」などと供述。容疑を否認しているという。警察では双方からさらに事情を聞き、事件発生の経緯を詳しく調べる方針だ。

《石田真一》

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