FCA US、全世界で113万台をリコール…シフトレバーのデザインに問題

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ジープ グランドチェロキー SRT の2015年型。シフトレバーのデザインが問題
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米国の自動車大手、FCA(フィアット・クライスラー・オートモービルズ)US(旧クライスラーグループ)。同社が全世界で、およそ113万台のリコール(回収・無償修理)を行う。

これは4月22日、FCA USが明らかにしたもの。「米国を中心に、合計112万9202台のリコールを、当局に届け出た」と発表している。

今回のリコールは、ATのシフトレバーの不具合が原因。同社によると、シフトレバーのデザインに問題があり、実際にはギアが「P」ポジションに入っていないにもかかわらず、ドライバーが「P」と勘違い。降車後に、車両が動き出す恐れがある。FCA USによると、この不具合に起因して、41名の負傷者が確認されているという。

リコールの対象となるのは、2011-2014 年モデルのダッジ『チャージャー』、クライスラー『300』、2014-2015年モデルのジープ『グランドチェロキー』。米国では81万1586台、カナダでは5万2144台、メキシコでは1万6805台、NAFTA地域外で24万8667台の合計112万9202台がリコールに該当する。

FCA USは、対象車を保有する顧客に通知。新デザインのシフトレバーに交換するリコール作業を行うとしている。

《森脇稔》

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